”のら猫”
久しぶりに”野良猫”を見た。
ブログでもしない限り、カメラを向けない被写体である。
野良猫といっても、その野良猫は、町中にいる、丸々と太ったものではない。
顔のキズ、贅肉のない体、鋭い眼で威圧感と存在感を体中から発し、動物園のそれよりも、サファリパークのそれよりも、レンズ越しに遥かに私に緊張感をあたえる。
それは”のら猫”というより野生の虎か豹のようであり、その風体からは美しさと威厳さえが感じられる。
そしてそれは、平穏な日々の私のカメラを向けるに十分な被写体であった。
本物の”のら”を見たのは何年ぶりだろう。
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