『今日の芸術』岡本太郎
岡本太郎の
『今日の芸術』
この本に出会ったのは十数年ほど前であります
岡本太郎といえば「芸術は爆発だ」のハイテンションでちょっとあぶないおじさんのイメージしかもっていなかった私にとってまさに衝撃でした
この本の中で太郎氏は「今日の芸術は、うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない」を芸術の根本条件とし芸術の本質は過去を打ち破り乗り越えることだと訴えています
うまくなく
きれいでなく
ここちよくなく
そして過去を乗り越えたもの、
で、・・・あります
難しい感じがしますが、私は岡本太郎の作品はあまり好きではないにもかかわらずこれまで見た芸術作品のなかで一番心に残っているいのはと聞かれるとモナリザやミロのヴィーナスではなく間違いなくなぜか大阪万博の『太陽の塔』であることをおもうとわかる気がします
そしてなによりこの本は初版が1954年であるにもかかわらずその新鮮さと与えられるエネルギーは尋常ではない
是非一読の価値あり
元気がでます!
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